自毛植毛クリニックとは?
自毛植毛クリニックとは読んで字のごとく、自毛植毛の手術をしてくれる、外科病院の事。
自毛植毛は外科的な手術であり、移植手術でもあるので、知識も腕も向上させるには、それ専門で行う必要のある治療科目。なので、独立して自毛植毛だけに特化した病院が数多くあります。
自毛植毛クリニックでの治療の流れは次の通りです。
1.カウンセリング
医師によるところとカウンセラーという方が出てきてくれる所と2通りあります。アイランドタワークリニックと言う有名な自毛植毛病院はカウンセラーの方がカウンセリングという名の、診察、治療方法の説明、治療費の見積もりをしてくれます。
2.手術当日
当日朝に医師による診察があります。その際、どのように植えるのか生え際のデザインをします。
ちなみに、手術前に血液検査で肝炎等にかかっていないか検査し、その結果を事前に病院に提出する必要があります。
手術自体は植毛数にもよりますが、多いと6時間以上かかります。
最初の移植毛を採取します。もちろん、麻酔が効いているので痛みはありません。その後、植毛するホールを作ります。そして植毛です。
アイランドタワークリニックでは、移植毛を採取したら一度休憩に入ります。この際に昼食代わりに軽食を食べられます。
当日帰宅します。
3.アフターケア
当日は出血があるので植えた部分に包帯を巻いて帰宅します。次の日に包帯をはずして傷跡を消毒します。
移植毛を採取する時に刈り上げた箇所をカモフラージュするために部分かつらをつけます。クリニックでつけてくれます。
術後2週間もすると、植毛部のかさぶたが取れるそうです。
術後1か月もすると傷跡もキレイになりますが、植えた毛が一度抜ける、一時脱毛が起こります。
3-4カ月もすると再び生え始め、1年経つまでにはすべての毛が生えそろいます。
この間、定期的に自毛植毛クリニックで診察をしてもらいます。
自毛植毛の費用
自毛植毛の費用は植毛する髪の毛の数によって決まります。
自毛植毛クリニック評判のアイランドタワークリニックを例に説明します。
アイランドタワークリニックでは、基本治療費に、植毛数で変動する植毛費用があります。
基本治療費は税抜きで20万円。植毛費用は1本、1,200円です。したがって、例えば1,000本植えた場合は、120万円になります。
一般的に植毛する数は2,000本前後が多いですので、税抜きで総額240万円の植毛費用がかかる計算になりますね。
高いですか?
でも、カツラならアデランスやアートネイチャーなら、年間で100万円近くメンテナンス費用がかかるはずです。
それと比べれば240万円なんて3年でペイする額にすぎません。
しかも、カツラのように、外れたり、ズレたり、することを心配する必要は全くありません。もちろんバレるリスクはありません。なぜなら、自毛植毛で生えている毛は紛れもなくあなたの毛だからです。
アイランドタワークリニックは日本で最大手の評判の自毛植毛病院なので、若干高めの治療費の設定ですが、他の病院なら、もう少し自毛植毛費用は下げられます。
なお、これにはフィナステリドといった薬剤費用は含まれていませんので、その分が上乗せされます。
自毛植毛手術と薬の治療
自毛植毛手術と薬による治療の違いは何でしょうか?ちょっと比べてみます。
AGAに対する薬物治療
薬物治療ではフィナステリドと言う薬やミノキシジルと言う薬が有名です。フィナステリドと言うのはプロペシアと言う商品名で有名な薬で、AGAの原因物質の生成を阻害する作用があるそうです。
ミノキシジルと言うのは元々高血圧の薬で、血管を拡張させる働きがあるそうで、それにより、頭皮の血流が改善されて発毛が促進されるということらしいです。商品で言うとリアップと言う塗り薬が有名です。
薬物治療のメリット vs. 自毛植毛
恥かしくない
薬を飲むだけで毛が生えるなら、こんなに理想的なことはありません。やはり、自毛植毛をしているとは公言しにくいですけど、薬を飲んでいるのはまだ言いやすいですから。
痛くない
手術しないから痛くないですよね。血も出ませんし。
治療に時間がかからない
薬を飲むだけなら一瞬です。自毛植毛手術は、手技によっては5-6時間かかるそうですから、大変です。
怖くない
痛くないとも関係してますが、メスで切ったりしませんので怖くありません。
治療費が安い
自毛植毛手術は100~400万円します。それに対して薬物治療はせいぜい月に3-4万円。年間50万円で済みます。
薬物治療のデメリット vs. 自毛植毛
薬はずっと飲み続ける必要がある
薬を止めればまたAGAが進行し始めますので、薄毛を受け入れられない間は薬を飲み続けなければいけません。なので、結局、治療費は薬の方が高かったというケースもありえます。
副作用がある
全員に副作用が起きるわけではありませんが、1-2割の人に起きるとか。フィナステリドという薬の場合は、性欲がなくなるとか、精液の量が減るとか。ミノキシジルの場合はドキドキ動悸があるそうです。
自毛植毛のメリット vs. 薬
薬のデメリットをひっくり返したメリットがありますよね。一度手術を受けてしまえば、放っておいても生え続けてくれます。
副作用の面からいっても、自毛植毛手術は安全なので後遺症が残るようなものではありません。失敗すれば、あとが目立つといったことはあり得ますが、しっかりした評判の自毛植毛クリニックに行けば大丈夫です。
自毛植毛、カツラとの違い
植毛と聞くと、何かカツラと同じように、人工的な、フェイクのようなイメージがありますが、植毛は植毛でも自毛植毛は自分の髪です。
植毛には「人口毛」を植えるものもありますが、あちらは確かにカツラの人口毛を埋め込んだようなものです。それだけに、見た目もかなり違和感があるし、2年くらいで抜けてしまうようです。
しかし!自毛植毛はれっきとして自分の毛です。それだけに非常に自然です。ここが、人口毛をつかった植毛やかつらと大きく違う所です。
2番目の違いは、メンテナンスの手間・費用です。自毛植毛は「自分の」髪で、一生生え続けてくれますので、メンテに手間暇かけずに済みます。
かつらなら、ヘタってくるので定期的に買い替える必要があります。特に最近はやりの接着系のプロピアのようなタイプのものはヘタすると1か月に1回とか変える必要があります。
その手間もさることながら費用も、10年で何百万円にも達するとか。自毛植毛手術も移植する髪の数によっては200~300万円に達しますが、それでもカツラのメンテナンス費用よりも安い場合も多いです。
カツラなど人口毛との違いの最後はこれです。取れない、ズレない安心感。
かつらをかぶることのストレスは費用や手間もそうですが、何よりバレたらどうしようというもの。もし外れたらどうしよう、ズレてしまったらどうしよう、という心配は日常で本人が認識している以上のストレスだそうです。
その点、自毛植毛は実際に生えていますので外れることもズレることもあり得ません。このストレスからの解放感はかつらをかぶっていた本人も驚くほどで、何物にも代えがたいようです。
どうです?自毛植毛したくなってきたのではないですか?あっ、ハゲてない。そうですか・・・。